吉澤玲菜

夏の風物詩の代表格といえるセミの鳴き声が環境音測定の際に騒音となる場合があることに着目して、大学の周辺で数多く鳴いているミンミンゼミを対象として音データの収集と分析を行いました。また、複数のセミの鳴き声が環境音測定に与える影響のシミュレーションを行い、これらの成果をまとめました。

１匹あたりの音圧レベル算出

ミンミンゼミを採取と鳴き声の録音を繰り返して音データ収集を行いました。そして、１匹あたりの鳴き声の音響特性を求めました。セミの鳴き声を正確に計測するために周囲の音が混入しない防音環境で計測を行いました。ミンミンゼミの鳴き声を多量に測定してさまざまな特徴量を求めました。ミンミンゼミの本鳴きの音圧レベルの平均値は、ミンミンゼミから距離0.26mの地点で78.4dBと大きな値ということが明らかになりました。

感想

一年間の卒業研究を通して、環境音測定やプログラミングの応用といった専門的な知識を身に着けることができました。また、私自身苦手にしていた計画的に物事を進める力、プレゼンテーション能力などの今後社会に必要な力も身に着けられました。一年間知識をつけながらも、のびのびと過ごせることができました。

卒研の紹介
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